泣いている貴婦人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 04:05 UTC 版)
「ラ・サレットの聖母」の記事における「泣いている貴婦人」の解説
1846年にはラ・サレットの村は8個から9個の小さな集落が散らばった状態で村として成り立っていた。人口は約800人ほどで、主に家族経営の小規模な農家たちの集落であった。1846年9月19日の土曜の夜、マクシマンとメラニーは、牝牛の見張りをしながら山から帰ると、そこに「美しい女性が山でひどく泣いているのを見た。」と報告した。彼らが詳しく語ったところによると、二人は、ひじをひざの上にのせ、顔を両手で覆って激しく泣いている女性を見たという。この女性は、真珠がちりばめられた白いローブを纏い、金色のエプロンをかけ、足には白い靴を履き、頭には大きな飾りとバラの花を被り、小さな鎖で首から十字架を下げていた。 彼らの説明によれば、まず正則フランス語で、続いてオック語のこの地方の方言で話したという。その時も女性は泣き続けていた。この女性は、二人にそれぞれ秘密の預言を託した後、丘を登って姿を消した。
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