沿線(成都~宝鶏)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/25 07:21 UTC 版)
宝成線は、陝西省から四川省へと抜けるために秦嶺山脈を越える路線であるが、成都から江油 までの区間は成都平野を走るため、まだ平地が多い。馬角壩駅を過ぎると、龍門山山岳地帯に入り、周囲に山が迫り山岳鉄道の様相を呈してくる。斑竹園駅~大爐山駅間4 008.99mの新会龍場トンネルを抜け、嘉陵江支流の下寺河渓谷を沿って広元駅へと到着する。 広元~秦嶺駅間は嘉陵江上流沿いを走り、狭隘な地形でトンネルも増え、車窓に映された渓谷景色は絶景である。 秦嶺駅を出ると全長2364mの秦嶺トンネルで秦嶺山脈を越えてゆき、トンネルを出ると、全長27キロ“Ω”字状のループ線で下り勾配を緩和し、楊家湾駅までの区間は橋及びトンネルが集中している。 楊家湾駅を出ると、線路は清姜河を沿って、渭河鉄橋を抜け、線路は西から合流してくる隴海線とともに、宝鶏駅 へと滑り込む。 *全線のトンネルは304本(総延長84km)、橋梁は1001本(総延長28km)を数え、全線の17%がトンネルと橋梁で占められて、中国国内でも有数の山岳鉄道である。
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