沼津小学校校長時代
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1887年(明治20年)2月には集成・明強・三橋の3学校が統合されて沼津尋常小学校(現・沼津市立第一小学校)が発足し、間宮が校長に就任した。自身が購入した図書や寄贈された図書を基にして、1888年(明治21年)7月には沼津尋常小学校の一室に沼津文庫を設立。7月6日には静岡県知事の関口隆吉に対して図書館設置の申請を行い、7月21日に関口から認許を得た。8月には沼津文庫の設立趣意書を発表し、その後一般の閲覧を可能とした。当初の蔵書数は数百部だったが、1943年(昭和18年)時点では約5000冊に増加している。沼津文庫は静岡県で最も早く設立された公立図書館とされ、その蔵書は後に沼津市立図書館に移管されている。 1885年(明治18年)に胃腸病を患った際には、沼津の千本浜で海水浴を行って健康を回復した。当時はまだ海水浴自体が珍しかったが、その後は保健法としての海水浴が脚光を浴び、千本浜海水浴場は大いににぎわった。
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