河水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 07:19 UTC 版)
番外曲。震旦国で突然大河が涸れ、勅使が派遣される。その前に現れた竜女は、廷臣の中から然るべき人を自らの夫とするように求め、それに応じ志願した一人の臣下と結ばれる。後日宮中で、竜宮から捧げられた太鼓が鳴り響く。この太鼓は兵乱に応じて自ずから鳴るというもので、果たして隣国の敵将が宮中まで攻め寄せてくる。そこへ竜王となった先の臣下、そして太鼓の精が現われ、これに助けられて無事、帝は敵将を討つ。 「きらびやかな扮装の人物をできるだけ多く登場させ、次々と働かせてみせることがねらい」と見られる能。登場人物は13人に及び、さらにこれに立衆も加わるため、通常の能舞台ではなく神社の回廊などでの上演が予定されたものとも思われる。
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