沢庵の枚数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 07:17 UTC 版)
和食料理店などで、おかずの一品として沢庵が二切れ付いてくる事がよくあるが、この沢庵を二切れ出すという習慣は、江戸時代から始まったといわれている。 侍が世の中の中心だった江戸時代、沢庵はおかずに欠かせない定番で、当時、侍に沢庵を一切れ、もしくは三切れだけ出すのはタブーだった。それは、一切れは「人斬れ」に通じ、また三切れは「身斬れ(腹を切れ)」に通じると言われていたためである。そこから、沢庵を二切れ出すという習慣が生まれたという。ただしこの理由は江戸を中心とした武家政権が確立された地区の習慣だとする説もある。 関西では沢庵付けを三切れ出す事は縁起を担ぐ(三方)ものとされ、関西の丼専門店ではあえて三切れの沢庵付けを出す店もある。 日本の刑務所では、沢庵の量は1人当たり25グラム前後である。 自衛隊の戦闘糧食として採用されている「たくあん漬缶詰」(1食分)は、固形量55グラムの規格である。(平成27年現在)
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