水路・運河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 08:11 UTC 版)
フランスはヨーロッパ最大の水路網を持つ国であり、総延長8,500kmに及ぶ河川や人工の運河のうち航行可能な箇所をVNF(Voies navigables de France)という公共機関が管理している。VNFの管理区域は6,700km、うち人工の運河は3,800km、河川などの天然の水路が2,900kmであり、また国内にある494のダム、1595の閘門、74の用水路、65の貯水池、35の水路トンネル、そして800km2の陸上区域もVNFの管轄となっている。しかしフランス北部ソンム川の航行可能区域とナントとブレストを結ぶブルターニュ運河はそれぞれ地元の機関が管轄しておりVNFの管轄外となっている。 現在水路ネットワークの約20%の区域が1000トンを越える商業船が航行可能とされている。これに対してVNFは水路の水深を深くしたり、閘門を拡張したりするなど水路の近代化を進めてフランスにおける水運を活性化させようという計画を進行中である。
※この「水路・運河」の解説は、「フランスの交通」の解説の一部です。
「水路・運河」を含む「フランスの交通」の記事については、「フランスの交通」の概要を参照ください。
- 水路運河のページへのリンク