水質汚濁の原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 14:53 UTC 版)
汚濁の原因としては、周辺地域の急激かつ過剰な開発により湧水量が減少し,生活排水や事業系排水が増大したことが挙げられる。流域の開発事業はいまだに行われており,流域の台地法面に残された貴重な緑地はなお減り続けている。また,天竜川水系からの三方原用水による利水で三方原台地での農業が盛んとなり農業排水などの負荷が急速に増大したことが挙げられる。それらの排水に含まれる窒素(硝酸イオン)やリン(リン酸イオン)を栄養源にして、植物プランクトンが異常繁殖する。周辺湧水は比較的高濃度の硝酸イオンを含んでおり,場所によってはNO3-N値で6~7 ppmに達し,農地の施肥量が減少しても濃度が低下する兆しはない。
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