水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希ガスのイオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 16:47 UTC 版)
「イオンの一覧」の記事における「水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希ガスのイオン」の解説
元素イオン色化合物の例化学的性質H H+ 無色 HClO4 溶媒和された水素イオンとしてみたときのイオンである。 H− 無色 KH H− + H2O → OH− + H2↑ Li Li− Li+(calix[4]pyrrole)Li− Li+ 無色 LiNO3 [Li(H2O)4]+または[Li(H2O)6]+の略記である。Li+ + F− → LiF↓ Na Na− [Na(C222)]+Na− Na+ 無色 NaCl [Na(H2O)n]+の略記である。(n=4~6)ほとんどのナトリウム塩は水に溶ける K K− [K(C222)]+K− K+ 無色 KCl [K(H2O)n]+の略記である。(n=6~7,8)ほとんどのカリウム塩は水に溶けるK+ + [B(C6H5)4]− → K[B(C6H5)4]↓2 K+ + Na+ + [Co(NO2)6]3- → K2Na[Co(NO2)6]↓ Rb Rb− [Rb+(C222)]Rb− Rb+ 無色 RbNO3 [Rb(H2O)8]+の略記である。 Cs Cs− [Cs+(C322)]Cs− Cs+ 無色 CsCl ([Cs(H2O)12]+の略記である。) Fr Fr+ 無色 FrClO4 Be Be2+ 無色 Be(NO3)2 [Be(H2O)4]2+または[Be(H2O)6]2+の略記である。 [Be3(OH)3]3+ BeF3- NaBeF3 BeF42- (NH4)2BeF4 Ag+との塩を除くSO42-塩と溶解性が類似する。 BeCl42- Na2BeCl4 不安定で、水により分解する [Be(OH)4]2- 無色 Na2[Be(OH)4] [Be(NH2)3]− K[Be(NH2)3] [Be(C2O4)2]2- Na2[Be(C2O4)2] Mg Mg2+ 無色 Mg(NO3)2 [Mg(H2O)6]2+の略記である。 [MgEDTA]2- 無色 Ca Ca2+ 無色 CaCl2 [Ca(H2O)8]2+の略記である。Ca2+ + CO32− → CaCO3↓ [CaEDTA]2- 無色 Sr Sr2+ 無色 SrCl2 [Sr(H2O)8]2+の略記である。Sr2+ + CO32− → SrCO3↓Sr2+ + SO42− → SrSO4↓ [SrEDTA]2- 無色 Ba Ba2+ 無色 BaCl2 [Ba(H2O)8]2+の略記である。Ba2+ + CO32− → BaCO3↓Ba2+ + SO42− → BaSO4↓ [BaEDTA]2- 無色 Ra Ra2+ 無色 RaCl2 Ra2+ + CO32− → RaCO3↓Ra2+ + SO42− → RaSO4↓ Kr [KrF]+ [KrF][Sb2F11] 酸化力が強い Kr2F3+ Kr2F3SbF6 酸化力が強い Xe XeO64- Na4XeO6 酸性溶液中で急速に分解する強い酸化剤 HXeO4− CsHXeO4 XeO3F− CsXeO3F XeO3Cl− CsXeO3Cl XeO3Br− CsXeO3Br 非常に不安定 XeOF5− CsXeOF5 [XeF]+ [XeF][AsF6] [XeF3]+ [XeF3][Sb2F11] [Xe2F11]+ [Xe2F11][AuF6] [XeOF3]+ [XeOF3][AsF6] [XeO2F]+ [XeO2F][Sb2F11] [C6H5Xe]+ C6H5XeClO4 [(C6H5)2Xe]2+ 電子 e− 青色 [Na(NH3)6]+e− この場合、電子は溶媒に結合しており、e− はその略記である。
※この「水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希ガスのイオン」の解説は、「イオンの一覧」の解説の一部です。
「水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希ガスのイオン」を含む「イオンの一覧」の記事については、「イオンの一覧」の概要を参照ください。
- 水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希ガスのイオンのページへのリンク