民俗用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 01:00 UTC 版)
岡村隆博(1936年、天城町浅間生まれ)によると、徳之島語の話者は自らの言語をsïmagucïと呼び、この語は2つの形態素に分けられる。前半のsïma(標準語のshima)は、標準語でも徳之島語でも島を指すが、徳之島や他の奄美の方言における(自分自身の)地域社会をも意味する。2番目の部分kucï(標準語のkuchi)は、口、転じて話し言葉を意味する。したがって、シマグチは、自分たちのコミュニティと島全体の話し言葉を指す。徳之島語の話者は、それぞれの島が異なる言語を持っていることを十分に認識しているため、sïmagucïは前者とより強く関連していることに注意。
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