母川回帰とは? わかりやすく解説

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ぼせん‐かいき〔‐クワイキ〕【母川回帰】

読み方:ぼせんかいき

サケ・マスなどが海で成長したのち、産卵のために生まれた川へ帰ってくること。


母川回帰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 07:38 UTC 版)

サケ類」の記事における「母川回帰」の解説

サケ科魚類が「どの様に川を記憶し帰ってきたことをどの様判断しているのか?」は長年の謎で、遠洋では高精度生体時計地磁気コンパス太陽コンパスにより自分位置割り出し回遊していると考えられている。母川記憶特定に関しては、最近の研究により徐々に解明されている。研究によれば実際にベーリング海捕獲センサー付け放流したシロザケは、直線的に根室まで回帰していた。また、網膜剥離による視覚妨害鼻孔へのワセリン充填行った放流魚調査から、沿岸域回遊するサクラマスでは視覚嗅覚により各河川水固有アミノ酸成分具体的な成分不明)を識別し回帰し遠洋回遊するベニザケでは視覚により回帰していると考えられる。更に、このアミノ酸成分河床付着性微生物集合体であるバイオフィルム起源一つであることが判明している。また、脳内甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン母川ニオイ記銘強く関与する可能性示唆されている

※この「母川回帰」の解説は、「サケ類」の解説の一部です。
「母川回帰」を含む「サケ類」の記事については、「サケ類」の概要を参照ください。

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