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武藤千秋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 15:21 UTC 版)

むとう ちあき

武藤 千秋
生誕 1908年10月29日
日本岡山県高梁市
死没 1991年8月18日(82歳没)
国籍 日本
出身校 京都帝国大学工学部
職業 実業家
肩書き 栗本鐵工所専務取締役・顧問
配偶者 綾子(妻・杉原栄次郎の長女)
受賞 紫綬褒章(1968年)
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武藤 千秋(むとう ちあき、1908年明治41年)10月29日 - 1991年平成3年)8月18日[1])は、実業家である。元栗本鐵工所専務取締役・顧問を務める。岡山県高梁市出身[2]

経歴

生い立ち

1908年(明治41年)岡山県に出生する[2]。地元に近い旧制岡山県立高梁中学校(現:岡山県立高梁高等学校)に進学する[3]1927年昭和2年)に同校を卒業する。同年、旧制第六高等学校理科甲類へ進学する[4]。その後、1930年(昭和5年)同校を卒業し、京都帝国大学工学部へ進学する[5]1933年(昭和8年)3月、工学部採鉱冶金学科を卒業する[6]

卒業後

京大卒業後、栗本鐵工所へ就職する[7]。入社後、臨時建設部次長を経て[8]1954年(昭和29年)に材料研究部次長[9]1957年(昭和32年)研究所長・技術部長となり[10]。高マンガン鋼鋳物の製造について研究を行っている[11]。その後、研究部長兼取締役となり、1968年(昭和43年)同社の常務取締役となる[12]。同年、紫綬褒章を受賞する[13]1971年(昭和46年)専務取締役に就任する[14]

この他、日本鋳造工学会理事を務め、1972年(昭和47年)には、同学会から功労賞を授与される[15]1977年(昭和52年)68歳のときに専務を退任し同社の顧問となる[16]。翌年、新日本鋳鍛造協会の副会長となり[17]、その後、日本鋳造工学会の名誉会員となる[18]

1991年(平成3年)8月18日、82歳で死去[1]

脚注

  1. ^ a b 日外アソシエーツ現代人物情報『武藤千秋』
  2. ^ a b 人事興信録 第21版 下, 人事興信所 編 人事興信所, 1961
  3. ^ 〔岡山県高梁中学校有終会〕有終 第23号, 高梁中学校有終会, 1922年2月
  4. ^ 第六高等学校一覧 昭和2年至昭和3年 148頁
  5. ^ 第六高等学校一覧 昭和5年至昭和6年 279頁
  6. ^ 京都帝国大学一覧 昭和8年 451頁
  7. ^ 会員氏名録 昭和18年用 427頁
  8. ^ ダイヤモンド会社職員録 全上場会社版 1951年版, ダイヤモンド社, 1950
  9. ^ ダイヤモンド会社職員録 全上場会社版 1954年版, ダイヤモンド社, 1954
  10. ^ 財界お国めぐり 関西篇, 産業経済新聞社経済部 編 産業経済新聞社, 1957
  11. ^ 鉄鋼年鑑 昭和32年度版, 鉄鋼新聞社, 1957
  12. ^ 会社年鑑 1968年版, 日本経済新聞社 編, 昭和42年
  13. ^ 日本瓦斯協会誌 = Journal of the Japan Gas Association 21(12), 日本瓦斯協会, 1968年12月
  14. ^ ダイヤモンド会社要覧 全上場会社版 1971年3月版, ダイヤモンド社, 1971
  15. ^ 鋳物 = The journal of Japanese Foundry Engineering Society 44(5), 日本鋳造工学会, 1972年5月
  16. ^ 鋳物 = The journal of Japanese Foundry Engineering Society 49(10), 日本鋳造工学会, 1977年10月
  17. ^ 鋳鍛造 31(6)(367), 新日本鋳鍛造協会, 1978年6月
  18. ^ 鋳物 = The journal of Japanese Foundry Engineering Society 63(10), 日本鋳造工学会, 1991年10月



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