武功と絶技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:54 UTC 版)
金庸作品の中でも最も武功の数が多い。『射鵰英雄伝』の「降龍十八掌」や「一陽指」、『秘曲 笑傲江湖』の「吸星大法」など他作品との繋がりもある。 「六脈神剣」――大理の武功の中で最も強力とされる伝説の技。指先から無形の剣気を撃ち出して相手を倒す。段誉のような完璧な習得者が現れたのは、実に百年ぶりのことだった。 「一陽指」――大理段家の得意技。『射鵰英雄伝』の「南帝」こと一灯大師が使うものと同じである。大理王家の男子は皆習得を課せられるため、段延慶もこの技を使う。 「七十二絶技」――少林寺の持つ七十二の必殺技の総称。少林寺の創始者とされる達磨大師を除き、全てを会得した者はいない。 「降龍十八掌」――丐幇幇主に受け継がれる武功。『射鵰英雄伝』に登場した技と同じである。 「打狗棒術」――丐幇幇主に受け継がれる棒術。同上。 「凌波微歩」――仙女の像で発見した奥義書で、段誉が会得した最上の軽功。彼が最初に身につけた武功である。 「北冥神功」――同じく仙女の像で発見した奥義書で段誉が会得。相手の内力を吸い取って自らのものにする。これにより段誉は世にまれな内功の持ち主となる。 「化功大法」――「北冥神功」とよく間違われるが、こちらは猛毒で相手の内力を消すだけで、自分の内力は増えない。丁春秋が使う、邪道の技として武林で恐れられている。 「生死符」――無影無音無色無香の暗器。当てられると死よりも恐ろしい苦痛を味わう。三十六洞七十二島はこれを受けて解く術が無いため、天山童姥に支配されていた。後に逍遥派を継いだ虚竹が習得する。
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