正体解明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/19 13:35 UTC 版)
1875年、チャレンジャー号の調査員たちは、バシビウスが生物でないことを確認した。つまり、海水にアルコールを添加したため、硫酸石灰の沈殿が生じ、これに砂や泥が混じって、乳白色のにかわ状の塊が形成されたに過ぎず、実験室で容易に再現できることを示した。当時のチャレンジャー号の調査探検に対する科学者の関心は、海底にはまだ古代の生命が生きていて、生命の起源について何かしらの手がかりが見つかるのではないか、というものだった。しかし海底から実際に採取された深海生物は、バシビウスの類でもなく、必ずしも珍奇な形をした動物でもなく、多くは沿岸の浅瀬にも見られるものであった。
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