樹皮の利用方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/22 19:37 UTC 版)
コルクガシの樹皮はコルクを作るために重要。 スギやヒノキの樹皮は屋根や壁などの建材として利用する。これら針葉樹の樹皮で葺かれた屋根を檜皮葺きという。 樹皮を破砕した製造物は、バークチップス(Bark chips)として、ガーデニング資材、マルチング材に使用される。 サクラの樹皮は染物に使われることがある。また、秋田県角館にはサクラの樹皮を用いた細工物・桜皮細工が伝統工芸として伝承されている。 樹皮から繊維を取り出し、樹皮紙や樹皮布を作るために使われることもある。南太平洋各地では「タパ」と呼ばれる、多彩な紋様入りの樹皮布が古来作られている。アイヌ民族は、オヒョウダモやシナノキの樹皮から採った繊維で、民族衣装のアットゥシを仕立てた。 キハダなど多くの樹皮が生薬として用いられる。 オークなどのタンニンを含む樹皮は皮革のなめしに用いられてきた。
※この「樹皮の利用方法」の解説は、「樹皮」の解説の一部です。
「樹皮の利用方法」を含む「樹皮」の記事については、「樹皮」の概要を参照ください。
- 樹皮の利用方法のページへのリンク