標的型メール
別名:標的型メール攻撃
【英】targeted mail, targeted e-mail attack
標的型メールとは、サイバー攻撃の一種で、攻撃や機密情報漏洩などを目的として、特定企業や個人と対象に送りつけられる電子メールのことである。
標的型メールの特徴は、メールを送りつける当事者を特定し、差出人として実在の人物を装ったり、メールの件名や添付ファイルの内容を業務内容と関連したものにしたりと、受信者に特に関連したものに偽装されている点である。メールの受信者が偽装に気付かずに添付ファイルを開いてしまうと、その中に組み込まれていた不正プログラムに感染活動する。
標的型メールは、サイバーテロやサイバーインテリジェンス(サイバー諜報活動)などの手口として用いられることが多い。特に近年では標的型メールによる攻撃が増加傾向にあるとされ、IBMセキュリティー・オペレーション・センターの調査によれば2011年の上半期に確認された標的型メールの種類は、直前の2010年下半期に比べて2.5倍に増加しているという。
参照リンク
情報窃取を目的として特定の組織に送られる不審なメール「標的型攻撃メール」 - (独立行政法人情報処理推進機構)
IBM 2011年上半期 東京SOCレポート - Japan - (日本IBM)
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