構造・立地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 17:08 UTC 版)
城郭主要部のすぐ西方に草津街道が通る須賀尾峠があり、大戸地区と長野原地区を結ぶ峠を抑える重要拠点となっている。北側1.5km先の麓には横壁城があり、この麓の城郭と丸岩城を合わせて横壁城とも言うらしい。麓の城を含めて、須賀尾峠を監視する役目を担っていたと考えられる。 主要部は周囲を岩壁に囲まれた要害となっており、南側の須賀尾峠に繫がる尾根道が唯一の進入路である。主郭は東西に長い長方形の形状をしており、全周に土塁が設置されている。大手口に繫がる南側の尾根の他に東側にも尾根が伸びており、東側の尾根上は平坦で細長い曲輪となっている。主郭の北西部のも数段の曲輪が設置されている。主郭から南側に下ると、緩い尾根筋に土塁が続く曲輪が100mほど続く。そこからさらに南側に降りると大手口に至る。 外見上広い山頂部を持っているように見えるが、内部に小屋掛けできるほどの空間は少なく、収容可能人数は少ないとみられる。しかし進入路が限定され、少数での守りに適していることから要害堅固な城としてみることができる。
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