業務用機器としてのM2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 09:01 UTC 版)
「3DO M2」の記事における「業務用機器としてのM2」の解説
M2は1998年に松下電器産業の業務用機器として市場に投入された。 業務用機器としてのM2の展開は当時松下電器産業のテレビ事業を担当していたAVCネットワークス社のインタラクティブメディア事業部が中心となって行われた。単体の端末としては主に医療、建築、店舗の販促などの分野で供給された。建築用としては松下電器産業の開発した建築プレゼンテーション用ソフト「vizHouse」の専用ハードとして供給されたことが特筆される。組み込み用としてはキオスク端末やIA端末などの機器に採用された他、ATMや自動販売機の組み込み用としても利用された。ゲーム機やIA端末向けアプリの制作で知られ、北米版セガサターン用モデムNetLinkや北米版ドリームキャスト用ブラウザなども作ったPlanetweb社がM2対応アプリを作っていた。 M2端末としてはFZ-21SとFZ-35S(ともに1998年発売)の2機種が存在する他、キオスク端末に組み込まれたFZ-55の型番を持つ基板も確認されている。 AVC社のインタラクティブメディア事業部は2002年1月にITプロダクト事業部に統合されて消滅した。しかし松下のCAD事業を担当する「vizHouse」プロジェクトは社内ベンチャーとして2007年まで続けられた。
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