椿_(フェリー)とは? わかりやすく解説

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椿 (フェリー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 05:44 UTC 版)

椿
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
所有者 九州商船
運用者 九州商船
建造所 内海造船瀬戸田工場
母港 長崎港
姉妹船 万葉
建造費 約25億円
船級 沿海区域(A2水域限定)
信号符字 JD3385
IMO番号 9646443
MMSI番号 431003967
経歴
起工 2012年
進水 2012年8月2日
竣工 2012年11月10日
就航 2012年12月1日
現況 就航中
要目
全長 86.50m
全幅 14.50m
深さ 10.40m
満載喫水 4.55m
機関方式 ディーゼル
推進器 5翼固定ピッチプロペラ×2軸
出力 5,884kW(2,942kW×2基)
最大速力 20.733ノット
航海速力 18.0ノット
旅客定員 482名
車両搭載数 8トントラック18台または乗用車48台
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椿(つばき)は、九州商船が運航するフェリー長崎県長崎市長崎港五島市福江港を結ぶ航路に就航している。

概要

従来、長崎~五島航路に就航していたフェリー福江フェリーながさきが就航から32年が経過した老朽船であり、代替が必要とされていたことから、国の「社会資本整備総合交付金」を原資とする長崎県の「離島地域交流促進基盤強化事業」による補助を受け、僚船の万葉に続いて建造された。同時に補助金相当額が就航航路全般の運賃値下げのための原資として活用されている[1]

本船の就航により航海時間が従来船から25分短縮され、3時間となった。

船体

先行して建造された万葉とほぼ同型船であるが、使用実績を踏まえて一部改良が行われた。船首両弦に張り出しが設けられたほか、船尾デッキを縮小して船室を拡張、2等客室が2区画増加している。

船体中央部のエントランスの両舷に車両甲板からの階段と乗船口、右舷側中央部に案内所が設けられており、船首側にバリアフリー客室、2等指定客室(4室)、トイレ、船尾側に2等客室が配置されている。バリアフリー客室は椅子席、それ以外の客室はじゅうたん敷きとなっている。2等客室10区画のうち2区画は女性専用区画となっており、女性トイレには授乳室が設置された。車両甲板と客室の間のエレベーターなどバリアフリー対応の仕様となっている。

車両甲板は船首バウバイザーおよび船尾ランプが設置されている。

脚注

  1. ^ ながさき新時代 平成26年度 長崎の主要事業 (PDF)』(レポート)、長崎県、2014年、10-3。2016年3月4日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年11月16日閲覧

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