椿島_(南三陸町)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 椿島_(南三陸町)の意味・解説 

椿島 (南三陸町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/25 04:12 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search
椿島(2015年4月撮影)

椿島(つばきしま)は、宮城県本吉郡南三陸町に存在するである。志津川湾の南西部に位置する。

概要

戸倉津の宮、滝浜から約1キロメートル太平洋上にある無人島で、青島とも呼ばれている[1]。面積は約5ヘクタール、島の最高点は標高29メートルで、比較的平坦な島である[1]

植生タブノキが優占する暖地林である。椿島は太平洋側地域におけるタブノキの自生北限で、中には胸高直径1.8メートルの巨大なものも存在する[1]。この他にはヤブツバキヒサカキマサキなど200種類もの高等植物が生育する。東北地方太平洋沿岸の暖帯林としては種数が豊富であり、学術的価値が高いとして、昭和41年(1966年11月7日に国の天然記念物「椿島暖地性植物群落」に指定された。ハマベンケイソウはかつて椿島が南限とされていたが、この島では絶滅した[1]江戸時代享保年間(1716年から1736年)に仙台藩儒学者佐久間洞巖が著した地誌『奥羽観蹟聞老志』はこの島に言及しており、それによればこの時代にはここにツバキが確かに存在していたという[2]

島の中央部には椿島神社があり地元住民から篤く信仰されている。また、三陸復興国立公園に指定されている。

所在地

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d 『自然の輝 志津川町誌1』38・398頁。
  2. ^ 『志津川物語―旭ヶ浦物語 増補改訂』572-574頁。

参考文献

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「椿島_(南三陸町)」の関連用語

椿島_(南三陸町)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



椿島_(南三陸町)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの椿島 (南三陸町) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS