森本軍蔵とは? わかりやすく解説

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森本軍蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/09 15:29 UTC 版)

森本 軍蔵(軍藏、もりもと ぐんぞう、1897年明治30年)10月17日[1][2] - 1979年昭和54年)5月6日[1][2])は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍少将

経歴

熊本県出身[1][2][3]。森本徳次郎の長男として生まれる[1]。熊本中学校(現熊本県立熊本高等学校)卒業を経て、1918年(大正7年)5月、陸軍士官学校(30期)を卒業[1][2][3]。同年12月、歩兵少尉に任官し歩兵第71連隊付となる[1][3]。1919年(大正8年)8月から1920年(大正9年)5月までシベリア出兵に出征した[1]。1922年(大正11年)3月、歩兵中尉に昇進[1]。1926年(大正15年)12月、陸軍大学校(38期)を卒業し飛行第7連隊付となる[1][2][3]

1926年12月、兵科航空兵に転科し航空兵中尉に任官[1]。1927年(昭和2年)3月、航空兵大尉に昇進[1]。1929年(昭和4年)3月、参謀本部付勤務となり、参謀本部員(作戦課)、陸軍省整備局課員を務め、1933年(昭和8年)8月、歩兵少佐に昇進[1]。1934年(昭和9年)12月、陸軍航空本部員に就任し、航空本部イギリス駐在監督官[3]、兼イギリス大使館武官補佐官を務め、1937年(昭和12年)8月、航空兵中佐に進んだ[1][3]。1938年(昭和13年)3月、航空本部員に就任し、同年12月、同本部庶務課長となり、1939年(昭和14年)3月、航空兵大佐に昇進した[1][3]

1941年(昭和16年)7月、防衛総司令部参謀に就任[1][3]。1942年(昭和17年)4月、第3飛行師団参謀長に発令され日中戦争に出征[1][2][3]。1943年(昭和18年)3月、陸軍少将に進級[1][2][3]。同年5月、第8飛行団長に就任[1][2][3]。1944年(昭和19年)4月、第4航空軍参謀長に発令され太平洋戦争に出征[1][2][3]。同年8月、航空本部付となり帰国し、同年10月、陸軍航空審査部総務部長に就任[1][2][3]。1945年(昭和20年)3月、第3航空軍参謀長に発令されシンガポールに赴任し終戦を迎えた[1][2]。同年9月[注 1]南方軍総参謀副長に就任[1]。1947年(昭和22年)5月に復員した[1]

1947年(昭和22年)11月28日、公職追放仮指定を受けた[4]

親族

栄典

勲章

脚注

注釈

  1. ^ 『日本陸軍将官辞典』733頁、『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』417頁では7月5日。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 『日本陸海軍総合事典』第2版、160頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 『日本陸軍将官辞典』733頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』416-417頁。
  4. ^ 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、「昭和二十二年十一月二十八日 仮指定者」85頁。
  5. ^ 『官報』第5634号「叙任及辞令」1945年10月22日。

参考文献

  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。



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