桂花團治 (3代目)とは? わかりやすく解説

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桂花團治 (3代目)

(森五六九 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 19:51 UTC 版)

三代目 かつら 花團治 はなだんじ

花菱は、桂春団治一門の定紋である。
本名 森 隆久
生年月日 (1962-10-10) 1962年10月10日(62歳)
出身地 日本大阪府豊中市
師匠 二代目桂春蝶
名跡 1. 桂蝶六
(1982年 - 2015年)
2. 三代目桂花團治
(2015年 - )
出囃子 井出の山吹
活動期間 1982年 -
活動内容 上方落語
所属 プロダクションTO〜You
備考
上方落語協会会員

三代目 桂 花團治(かつら はなだんじ、1962年10月10日 - )は、二代目桂春蝶門下の落語家で最後の弟子。本名∶森 隆久出囃子は『井出の山吹』。

略歴

人物・逸話

狂言師森五六九(もりごろく)としての顔も持ち、大蔵流狂言方安東伸元に師事していた。

大阪青山大学放送芸術学院ECCアーティストカレッジ、大阪アニメーションスクールなどの非常勤講師として、ときには講演会なども行っている。

人形劇団クラルテ1948年大阪に誕生)の語り部をもこなす。

蝶六という名は、高校の落語研究会の先輩でもある、一門の4代目桂春團治(当時・桂春之助)がつけたという。ただし、深い理由はなく、なんとなくゴロがよいからとのこと。

桜塚高校の落研では1年生が最初にやるネタは『明礬丁稚』と決まっている。落研を創設したのはSF作家かんべむさしであるが、その1期下の4代目春團治が最初に師匠の3代目春團治に稽古をしてもらったネタということで、4代目春團治よりも下の代からは『明礬丁稚』をやる。4代目春團治の14期下にあたる花團治も例にもれず、高校落研時には最初に稽古をしたが、この短いネタを噺家になっても口演している。なお花團治の4期上にあたる笑福亭仁勇は『明礬丁稚』を口演していないという。

2015年6月21日に住吉区民センターにて行なわれた「第40回ほろ酔い寄席~新・花團治お披露目の会」終演後に、大師匠の3代目春團治がサプライズゲストとして花團治に花束を贈呈しに出囃子「野崎」に乗ってスーツ姿で登場[4]。翌年1月に亡くなる3代目春團治が公の場に姿を見せた貴重な機会となった。

得意ネタ

師匠・2代目春蝶ゆずりの『猫の忠信』など。

新作落語とはいえないほどさまざまな噺家が手がけた『ぜんざい公社』『昭和任侠伝』など。

『カレーなる一族』などの新作もある。

出演番組

脚注

  1. ^ 2代目春蝶最後の弟子
  2. ^ 桂蝶六さん、来春「桂花團治」襲名へ-70年ぶりに名跡復活 梅田経済新聞 2014年12月1日閲覧
  3. ^ 桂蝶六、70年ぶり花団治襲名! ざこば「私も『ざこ団治』に」 スポーツ報知 2015年4月27日閲覧
  4. ^ 春団治一門新聞「とらとやな」2015年9月1日発行分より。

外部リンク




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