棋譜と著作権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 23:23 UTC 版)
日本において、棋譜に著作権があるのか否かについては議論がある。後述するように、日本における将棋、囲碁の各団体は棋譜の著作権を主張している。裁判に訴えた事例は無いため、判例は存在しない。加戸守行は、2006年の著書で囲碁や将棋の棋譜を著作物たりうるものとして例示している。一方で、渋谷達紀は2007年の著書で、加戸の見解を踏まえたうえで「棋譜は、勝負の一局面を決まった表現方法で記録したものであるから、創作性の要件を欠き、著作物ではない」としている。中山信弘も2014年の著書で棋譜の著作権を否定しており、棋譜は日本においても著作物として否定される傾向にあるという指摘がある。
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