日当平野バイパスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 路線 > 道路 > 一般国道 > 日当平野バイパスの意味・解説 

日当平野バイパス

(根尾川1号橋 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 11:36 UTC 版)

一般国道
日当平野バイパス
国道157号バイパス
路線延長 4,235m
開通年 2009年平成21年)
起点 岐阜県本巣市根尾平野
終点 岐阜県本巣市金原
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
日当平野トンネルの北側、岐阜県本巣市根尾平野

日当平野バイパス(ひなたひらのバイパス)は、岐阜県本巣市根尾平野から本巣市金原を結ぶ、全長4,235m国道157号バイパスである。

2009年(平成21年)12月6日に全線が開通している。

概要

本巣郡根尾村と旧本巣郡本巣町の境に該当する当該区間は根尾川沿いを並走しており、線形不良で道路幅員が狭く、急カーブが連続していた。特に4月の淡墨桜の観光シーズンは多くの観光客が訪れて渋滞が発生し、住民の生活に支障を来たしていた。

本バイパスは、岐阜県本巣市根尾平野から本巣市金原までの延長4.2km区間について、一般国道改築事業(補助)として1992年(平成4年)に岐阜県が事業主体で整備に着手したバイパスである。

本バイパスは、片側1車線の2車線道路で、日当平野トンネル(延長810m)、平野橋(橋長62m)、城山橋(橋長104m)、日当大橋(橋長346m)により構成される。本バイパスの開通により、防災危険個所及び大型車すれ違い困難箇所(幅員4.5m)が解消され、第2次緊急輸送道路としての安定性及び安全性が確保される。

2003年(平成15年)に日当平野トンネル部分を除く両端区間約3.0kmが供用開始された。2007年(平成19年)7月に日当平野トンネルの本格的な掘削工事に着手したが、環境基準を超える砒素が検出されたため工事を一時中断。その後、工事を再開して2009年(平成21年)1月30日に貫通式を実施。同年12月6日に全線が供用開始された[1]

路線データ

  • 起点:岐阜県本巣市根尾平野(事業化当時は岐阜県本巣郡根尾村平野字坂ノ下地内[2]
  • 終点:岐阜県本巣市金原(事業化当時は岐阜県本巣郡本巣町大字金原字西ノ越地内[2]
  • 計画延長:4,235m(現道延長:6.3km
  • 計画幅員:6.5m(現道幅員:5.0m)
  • 全体幅員:12.0m
  • 車線数:2車線
  • 事業期間:1992年度(平成4年度) - 2009年度(平成21年度)
  • 計画交通量:2,700台/日
  • 全体事業費:約95億円

沿革

  • 1992年度(平成4年度):事業化。
  • 1993年度(平成5年度):用地着手。
  • 1994年度(平成6年度):工事着手。
  • 2003年(平成15年):日当平野トンネル部分を除く両端区間(約3.0km)を供用開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 1月30日:日当平野トンネル貫通式。
    • 3月31日:バイパス開通に伴う道路の区域変更により、現道区間を旧道に降格[3]
    • 12月6日:日当平野トンネルを含む全線供用開始[1]

主な構造物

  • 日当平野トンネル(延長810m、NATM工法、2009月完成)
  • 平野橋(建設時名称:平野5号橋、橋長62m、鋼単純箱桁橋、2004年完成)
  • 城山橋(建設時名称:根尾川2号橋、橋長104m、3径間鋼ラーメン橋、2005年完成)
  • 日当大橋(建設時名称:根尾川1号橋、橋長346m、2径間連続鈑桁橋及び3径間連続トラス桁橋、2005年完成)

その他

脚注

  1. ^ a b 岐阜県告示第648号」『岐阜県公報』第2104号、岐阜県、2009年12月4日、766頁。 
  2. ^ a b 「岐阜県収用委員会告示第16号」『岐阜県公報』第1432号、岐阜県、2003年4月4日、240頁。 による。
  3. ^ 岐阜県告示第224号」『岐阜県公報』第2035号、岐阜県、2009年3月31日、237-238頁。 

参考資料

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日当平野バイパス」の関連用語

日当平野バイパスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日当平野バイパスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの日当平野バイパス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS