林檎と蜂蜜 (漫画)とは? わかりやすく解説

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林檎と蜂蜜 (漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/24 15:19 UTC 版)

林檎と蜂蜜
ジャンル 少女漫画恋愛[1]
漫画
作者 宮川匡代
出版社 集英社
掲載誌 ぶ〜け
→ぶ〜けDX
Cookie BOX
レーベル マーガレットコミックス
発表号 ぶ〜け:
1998年1月号 - 2000年3月号
→ぶ〜けDX:
2000年SUMMER増刊号、2000年AUTUMN増刊号
→Cookie BOX
2001年早春号 - 2008年秋号
発表期間 1997年 - 2008年
巻数 全22巻
漫画:林檎と蜂蜜walk
作者 宮川匡代
出版社 集英社
掲載誌 Cookie
レーベル マーガレットコミックス 
発表号 2009年6月号 - 2024年1月号
発表期間 2009年4月 - 2023年11月25日
巻数 全21巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

林檎と蜂蜜』(りんごとはちみつ)は、宮川匡代による日本漫画作品。『ぶ〜け』(集英社)にて、1998年1月号から2000年3月号まで連載後、『ぶ〜けDX』(同)にて2000年SUMMER増刊号と同年AUTUMN増刊号に掲載され、『Cookie BOX』(同)にて2001年早春号から2008年秋号まで連載[1]。続編の『林檎と蜂蜜 walk』が[2][1]Cookie』(同)にて、2009年6月号から2024年1月号まで連載された後[3]、同誌2024年3月号に番外編を掲載[4]。2021年5月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は463万部を突破している[5]。作者の宮川の代表作のひとつである[2]

あらすじ

ブライダルコーディネーターの渡辺歩が恋愛と仕事を通して、女としても仕事人としても自立と成長をしていく様子を描く[2]

登場人物

  • 年齢は初登場時に准ずる

主要人物

渡辺 歩(わたなべ あゆみ)
23歳[6]。1975年2月23日生。ブライダル企画課に勤める。企画課唯一の女子。雨の日に自分を濡らしてまで子猫を拾ってきた大西を好きになる。猫アレルギー。今まで好きな人と両思いになったことがない。よく妄想をする。おしりにアザがあるらしい(SEITA談)。
幼稚園から大学までを両親の母校でエスカレータ式で進学。大学時代、チアリーダーをしていた。アメフト部員とチアリーダーのカップルが周りで次々とできる中、男子30人とザコ寝したのに手を出されなかったとして伝説のチアリーダーとなる。ロスに1ヶ月間だけチア留学をしたことがあるが、英語はほとんど話せない。
客のことを第一に考え、後先考えずに突っ走ってしまう癖がある。サロン(現場)で、実際に結婚式を成立させる経験をしたことで、企画だけでは満足できなくなり、サロンへ異動する。その後、チーフに抜擢される。
大西 朋生(おおにし ともき)
1973年4月15日生。A型。歩と同期入社。ヘリコプターのライセンスを持っている。アメリカにいた期間が長いので、難しい漢字が苦手。
6歳の誕生日に両親が交通事故で亡くなり、親戚をたらい回しにされる。7歳の時ダラス在住の知り合いのアメリカ人夫婦に預けられ、それから15年間をアメリカで過ごす。アメリカのセント・ジョンズ大学法学部を卒業後、日本の大学院へ。そこで歩(北海道)と出会い、付き合うが、就職後別れる。
手話・英手話ができ、英語・スペイン語・フランス語が堪能。司法試験公務員I種試験にも合格している。
ニューヨーク支店へ異動する。アユミの元彼に逆恨みされ、発砲される。その後後遺症で、現場近くに行くと呼吸困難の症状を訴えるようになる。知り合った弁護士に、法律の道へ進むことを勧められ、会社を辞めて再び弁護士を目指すことを決意、コロンビア大学へ入学し勉強し直す。

友人

内野 理英(うちの りえ)
歩と同期入社で、企画課のOL。大西が拾った猫・福司(愛称・福ちゃん)を譲り受ける。総合職の(?)歩を羨んでいたが、あることがきっかけで親友となる。大西のことが好きで、そのことで一時期歩と不仲になるが、和解。大西とは何でも話せる友達になる。大学時代はミス・キャンパスに選ばれたこともある。
17歳の時、アルバイト先のコンビニ万引きしたのを、同じくバイトをしていた斉藤に見つかり、脅迫されレイプされる。それがトラウマ不感症となり、その後も何人かと付き合うが長続きしなかった。
福岡から単身赴任してきた吉田のことを好きになり、吉田が福岡に戻る間際に告白。一日だけ限定で奥さんにしてもらい、一度だけ体の関係を持つ。その後妊娠が発覚し、周囲に内緒で出産、シングルマザーになる。
取引先の好物や苦手なものを記憶しており、OLとしてはとても有能で、男性社員からも人気があり、後輩からは憧れの存在となっている。
兄が一人おり、兄嫁の実家は病院である。また、父親は代議士である。選挙では、娘(理英)がシングルマザーであることを明かして大勝利したらしい。

会社関係

千葉 一史(ちば かずし)
37歳。サロンの主任。後に課長に昇進。厳しく、無愛想。独身。コワい顔は父親似らしい。姉が一人いる。小学生のころ、父親の仕事の都合でシンガポールにいたことがある。英語が堪能。
歩の暴走ぶりに辟易していたが、徐々に感情が変化していく。大西の存在を知った上で、歩に結婚前提でプロポーズする。その後、会社のキャンペーンガールになったまみと年齢差を乗り越えて付き合うようになる。のちにまみと結婚する。
森村(もりむら)
企画課の課長。千葉とは同じ大学の学部違いで、同期入社。
SEITA
36歳。クチュールデザイナー。歩の会社と独占契約をする。歩の仕事ぶりに惚れる。
アユミ・アレックス・ワタナベ
ニューヨーク支店の社員。父親が日本人。向こう見ずな性格で、大西曰く「N・Yの歩」。
DVが原因で彼氏と別れるが、その後執拗に嫌がらせを受け、そのことを大西に相談。大西のことを好きになる。
斉藤 洋和(さいとう ひろかず)
横浜支社から転勤してきた歩より3期上の先輩。
大学生時代に、バイト先で万引きしていた理英を脅迫、レイプする。本社で理英と再会し、関係を迫る。
吉田 誠一郎(よしだ せいいちろう)
35歳。福岡支社から単身赴任してくる。妻と5歳の娘・彩がいる。
理英に告白され、一度だけ関係を持つ。理英が妊娠・出産したことは知らない。
一度、福岡へ帰るが、2年後にサロンの主任として家族連れで赴任してくる。
吉岡 章(よしおか あきら)
SEITAの事務所で働くデザイナー。いつか独立し自分の店を持つことが目標。大西との失恋で傷ついていた歩を癒し、付き合うようになる。婚約までするが、大西のことを忘れられない歩に気付き、破談。慰謝料を請求する。

家族

渡辺 まみ(わたなべ まみ)
歩の妹。高校2年生。あだ名は「まみぞう」。彼氏との恋愛に悩む普通の女の子。
大学生になり、友達と水着を買いに行った時にスカウトされ、グラビアアイドルとしてデビューする。歩の会社のキャンペーンガールになる。初対面で説教してきた千葉のことを好きになる。ちょうどその時期、彼氏にベッドシーンを撮られ脅迫されており、千葉に助けてもらい、付き合うようになる。千葉とは19歳差。のちに千葉と結婚する。
渡辺修一・真砂子
歩の両親。父親は大学教授
修一が大学講師をしていた時に、真砂子がそのゼミの学生だった。真砂子の父親も大学教授。
内野 幸太(うちの こうた)
理英の子ども。大西に「九州男(くすお)」「釧路」「駄羅巣(ダラス)」などと、妙な名前を付けられそうになる。

書誌情報

林檎と蜂蜜

  • 宮川匡代 『林檎と蜂蜜』 集英社〈マーガレットコミックス〉、全22巻
  1. 1998年8月25日発売[7]ISBN 4-08-848854-7
  2. 1999年1月25日発売[8]ISBN 4-08-847020-6
  3. 1999年6月25日発売[9]ISBN 4-08-847084-2
  4. 1999年11月25日発売[10]ISBN 4-08-847149-0
  5. 2000年5月25日発売[11]ISBN 4-08-847231-4
  6. 2000年8月25日発売[12]ISBN 4-08-847269-1
  7. 2001年2月23日発売[13]ISBN 4-08-847348-5
  8. 2001年10月25日発売[14]ISBN 4-08-847438-4
  9. 2002年5月24日発売[15]ISBN 4-08-847513-5
  10. 2002年11月25日発売[16]ISBN 4-08-847577-1
  11. 2003年4月25日発売[17]ISBN 4-08-847628-X
  12. 2003年9月25日発売[18]ISBN 4-08-847672-7
  13. 2004年2月25日発売[19]ISBN 4-08-847719-7
  14. 2004年9月24日発売[20]ISBN 4-08-847787-1
  15. 2005年4月25日発売[21]ISBN 4-08-847851-7
  16. 2005年9月22日発売[22]ISBN 4-08-847894-0
  17. 2006年4月25日発売[23]ISBN 4-08-846054-5
  18. 2006年9月25日発売[24]ISBN 4-08-846097-9
  19. 2007年1月25日発売[25]ISBN 978-4-08-846138-0
  20. 2007年12月25日発売[26]ISBN 978-4-08-846252-3
  21. 2008年7月25日発売[27]ISBN 978-4-08-846319-3
  22. 2009年2月25日発売[28]ISBN 978-4-08-846388-9

林檎と蜂蜜 walk

脚注

出典

  1. ^ a b c 林檎と蜂蜜(漫画)”. マンガペディア. 2023年11月25日閲覧。
  2. ^ a b c “「林檎と蜂蜜walk」8巻、宮川匡代のサイン入りグッズ当たる”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年7月24日). https://natalie.mu/comic/news/154963 2023年11月25日閲覧。 
  3. ^ 「CONTENTS」『Cookie』2024年1月号、集英社、2023年11月25日、ASIN B00GJXOGJ8 目次ページより。
  4. ^ 『Cookie』2024年3月号、集英社、2024年1月26日。 表紙より。
  5. ^ a b 林檎と蜂蜜 walk 17”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  6. ^ “宮川匡代「林檎と蜂蜜」全22巻を無料でイッキ読み!3日間限定で”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年4月1日). https://natalie.mu/comic/news/181800 2023年11月25日閲覧。 
  7. ^ 林檎と蜂蜜 1”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  8. ^ 林檎と蜂蜜 2”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  9. ^ 林檎と蜂蜜 3”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  10. ^ 林檎と蜂蜜 4”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  11. ^ 林檎と蜂蜜 5”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  12. ^ 林檎と蜂蜜 6”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  13. ^ 林檎と蜂蜜 7”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  14. ^ 林檎と蜂蜜 8”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  15. ^ 林檎と蜂蜜 9”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  16. ^ 林檎と蜂蜜 10”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  17. ^ 林檎と蜂蜜 11”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  18. ^ 林檎と蜂蜜 12”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  19. ^ 林檎と蜂蜜 13”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  20. ^ 林檎と蜂蜜 14”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  21. ^ 林檎と蜂蜜 15”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  22. ^ 林檎と蜂蜜 16”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  23. ^ 林檎と蜂蜜 17”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  24. ^ 林檎と蜂蜜 18”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  25. ^ 林檎と蜂蜜 19”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  26. ^ 林檎と蜂蜜 20”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  27. ^ 林檎と蜂蜜 21”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  28. ^ 林檎と蜂蜜 22”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  29. ^ 林檎と蜂蜜 walk 1”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  30. ^ 林檎と蜂蜜 walk 2”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  31. ^ 林檎と蜂蜜 walk 3”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  32. ^ 林檎と蜂蜜 walk 4”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  33. ^ 林檎と蜂蜜 walk 5”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  34. ^ 林檎と蜂蜜 walk 6”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  35. ^ 林檎と蜂蜜 walk 7”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  36. ^ 林檎と蜂蜜 walk 8”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  37. ^ 林檎と蜂蜜 walk 9”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  38. ^ 林檎と蜂蜜 walk 10”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  39. ^ 林檎と蜂蜜 walk 11”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  40. ^ 林檎と蜂蜜 walk 12”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  41. ^ 林檎と蜂蜜 walk 13”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  42. ^ 林檎と蜂蜜 walk 14”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  43. ^ 林檎と蜂蜜 walk 15”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  44. ^ 林檎と蜂蜜 walk 16”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
  45. ^ 林檎と蜂蜜 walk 18”. 集英社. 2022年1月25日閲覧。
  46. ^ 林檎と蜂蜜 walk 19”. 集英社. 2023年5月25日閲覧。
  47. ^ 林檎と蜂蜜 walk 20”. 集英社. 2023年5月25日閲覧。
  48. ^ 林檎と蜂蜜 walk 20”. 集英社. 2024年3月25日閲覧。

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