松尾城 (上総国)
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松尾城(まつおじょう)は、現在の千葉県山武市松尾町にあった日本の城。明治維新期、柴山藩(松尾藩)によって築城に着手され藩庁も置かれたが、城は完成に至らぬまま廃藩置県を迎えた。「松尾」の名は、知藩事太田資美の旧領であった掛川城の別名に由来する。別名「太田城」。
注釈
- ^ 「日本最後の城」の定義により、複数の城がこう呼ばれる。松山城(1854年に天守(再建)が完成し現存)、松前城(1849年に幕府が築城許可、1854年完成。天守を有した日本式城郭)、福江城(1849年に幕府が築城許可、1863年完成。天守のない日本式城郭)、五稜郭(幕府により1857年着工、1864年完成。稜堡式城郭)、龍岡城(1864年に建設開始、1867年完成。稜堡式城郭。藩の格では陣屋)、園部城(1868年に明治政府が築城(陣屋からの改修)許可、1869年に完成)など。松尾藩と同様に移転された諸藩も、鶴舞藩・長尾藩・花房藩が新規築城を試みている(いずれも未完)。
- ^ 徳川宗家の家達が、静岡藩30万石に封じられたことに伴う措置である。それまで駿河国・三河国にあった藩は、上総・安房に代替地を与えられ移転した。掛川藩→松尾藩(5万石)のほかに、駿河沼津藩→上総菊間藩(5万石)、駿河小島藩→上総桜井藩(1万石)、遠江相良藩→上総小久保藩(1万石)、遠江田中藩→安房長尾藩(4万石)、遠江横須賀藩→安房花房藩(3万5000石)、遠江浜松藩→鶴舞藩(6万石)がある。
- ^ 1889年に町村制が施行されると、この4か村を含む周辺地域は「松尾村」となった。のちに松尾町となり、2006年に山武市になった。
出典
- 1 松尾城 (上総国)とは
- 2 松尾城 (上総国)の概要
- 3 歴史
- 4 脚注
- 松尾城 (上総国)のページへのリンク