東洋思想研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 09:40 UTC 版)
他、中国思想等についての実証研究でも影響を与えたが、儒教は人間性を無視しているとして、中国思想は「特殊な否定的なもの」であるとして、批判的であった。また、近代西洋文化に対しては肯定的な近代主義者でもあった。「明治人に特有な脱亜論的ナショナリズム」を体現していたとも評価される。 日本思想史に関しても、『文学に現はれたる我が国民思想の研究』(全4巻)の大著があり、現在は岩波文庫全8巻に納められている。古代から江戸時代末期までが扱われており、未完に終わったが、『維新の思想史』などでその後の展開を知ることができる。
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