東洋思想における蒙昧主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 21:37 UTC 版)
「蒙昧主義」の記事における「東洋思想における蒙昧主義」の解説
また、東洋では、孔子が「民可使由之。不可使知之。」という言葉を残しており、これは長く「民はこれに由らしむべく、これを知らしむべからず」すなわち「民衆は従わせればよく、知らす必要はない」と解釈されてきた。この意味で孔子は「愚民政策」または「愚民化政策」を提案したわけで、「蒙昧主義」といえる。しかし、歴史家宮崎市定は、それは誤読で、この文言の意味は、「大衆からは、その政治に対する信頼を贏(か)ちえることはできるが、そのひとりひとりに政治の内容を知って貰うことはむつかしい」という意味であるとする解釈をしている。
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