東斎随筆とは? わかりやすく解説

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とうさいずいひつ【東斎随筆】

読み方:とうさいずいひつ

室町中期説話集2巻一条兼良著。成立年未詳。主に平安時代説話集め音楽草木人事など11部門分類する随筆称した最初の書。


東斎随筆

読み方:トウサイズイヒツ(tousaizuihitsu)

分野 説話集

年代 室町中期

作者 一条兼良〔編〕


東斎随筆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/19 09:45 UTC 版)

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東斎随筆』(とうさいずいひつ)は。室町時代中期に一条兼良が著した書物。「随筆」の名を冠した日本最古の書であるが、実は説話集の類に入る。成立年は不詳で、兼良30歳代の著作かといわれる。

音楽・草木・鳥獣・人事・詩歌・政道・仏法・神道・礼儀・好色・興遊の十一部門に分類し、主に平安鎌倉時代の故事雑談78話を収める。『古事談』・『十訓抄』・『大鏡』などの先行文献よりの抄録がほとんどである。写本は多く、古いものでは室町時代後期の冷泉為広の筆写本が冷泉家時雨亭文庫に所蔵されている。流布本と異なる『十訓抄』の説話40話を加えた増補本(兼良の息男曼殊院門跡良鎮の手になるかといわれる)もある。最初の刊本は2巻1冊、元禄6年(1693年)12月上梓。

群書類従・雑部」所収。注釈本としては、『今物語』『隆房集』との合冊(「中世の文学」シリーズの一冊)が三弥井書店から出ている(1979年)。

参考文献

  • 『中世の文学 今物語・隆房集・東斎随筆』解説



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