来日外国人による犯罪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 16:28 UTC 版)
来日外国人の検挙件数の推移 2019年の来日外国人検挙人員数の最多はベトナム人で3365人、2位が中国人で3162人、3位がフィリピン人で746人となっている。来日外国人犯罪は1980年以降増加していたが、90年代以降、来日外国人の総数は急増すると、検挙数も急増した。近年は来日外国人が増加の一方、犯罪検挙数が減少傾向にある。 平成19年度(2007年4月~2008年3月)の国際犯罪対策に関する統計等(警察庁)によれば、近年のデータを含む長期的な検挙状況の推移では直近の5年間(2003年~2008年)の総検挙件数が約4万2千件(1998年~2002年)と比較し3割増加しており、前前期(1993年~2001年)との比較では7割もの増加を記録しており、昭和まで遡ると約4千800件、現在は8倍近い増加となっている。 来日外国人犯罪者が複数犯罪を犯す傾向にあることが浮き彫りになっている。来日外国人犯罪者の罪名で多いのは、刑法犯では窃盗、暴行、遺失物横領の順であり、特別法犯では入管法違反が半数以上を占め、覚醒剤取締法違反、大麻取締法違反、風営適正化法の順である。 犯罪状況は以下の通り。 2017年 来日外国人刑法犯・凶悪犯 件数(人員)国籍刑法犯凶悪犯ベトナム 3591 (1443) 27 (29) 中国 2854 (1749) 34 (41) 韓国・朝鮮 855 (391) 9 (11) ブラジル 839 (362) 9 (11)
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