村松潔とは? わかりやすく解説

村松潔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 00:53 UTC 版)

村松 潔(むらまつ きよし、1946年12月1日[1] - )は、日本翻訳家(英仏文学)。

人物・来歴

東京都江東区生まれ。臨海小学校卒。深川第三中学校卒。東京都立両国高等学校卒。

1971年 国際基督教大学教養学部 卒業[1]。5年間フランスに留学、パリ大学でフランス現代文学を学ぶ[2]。1974年 パリ大学3大学院 現代仏文学専攻修士課程修了[1]

1993年に訳出した『マディソン郡の橋』はベストセラーになった。 マティソン郡の橋の売上が頭打ちになっていた1993年、11月14日の「関口宏のサンデーモーニング」に取り上げられ一気に注文が来たという[3]

翻訳

  • エリック・サティ』(アンヌ・レエ、白水社) 1985、のち白水社Uブックス
  • 『ミステリーゾーン 2』(ロッド・サーリング矢野浩三郎共訳、文春文庫) 1986
  • 『偽の亡命詩人』(リチャード・ラウリー、文春文庫) 1987
  • 『迎撃のスホーイ』(リシャール・ケルラン、文藝春秋) 1988、のち文春文庫
  • 『ミスター・ノース』(ソーントン・ワイルダー、文藝春秋) 1989
  • 『ジャズ1930年代』(レックス・スチュワート、草思社) 1990
  • 『8(エイト)』(キャサリン・ネヴィル、文藝春秋) 1991、のち文春文庫
  • ダーク・ハーフ』(スティーヴン・キング、文藝春秋) 1992、のち文春文庫
  • 『ガンの神秘の扉をひらく 遺伝子治療の最前線から』(スティーヴン・A・ローゼンバーグ,ジョン・M・バリー、文藝春秋) 1993
  • マタハリの恋 ヤング・インディ・ジョーンズ3』(原案:ジョージ・ルーカス、文春文庫) 1993
  • 『青い湖水に黄色い筏』(マイケル・ドリス、文藝春秋) 1994
  • 『写真集「マディソン郡の橋」』(マーク・F・ヘフロン、文藝春秋) 1994
  • 『ホースウィスパラー』(ニコラス・エヴァンス、新潮社) 1996、のち新潮文庫
  • 『旅の終わりの音楽』(エリック・フォスネス・ハンセン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 1998、のち新潮文庫
  • 『グアヴァ園は大騒ぎ』(キラン・デサイ、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 1999
  • 『月曜日はいつもブルー』(アルノン・フルンベルク、草思社) 2000
  • 『パリ左岸のピアノ工房』(T・E・カーハート、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2001
  • 『ワインと戦争 ヒトラーからワインを守った人々』(ドン&ペティ・クラドストラップ、飛鳥新社) 2003
  • 『炎への翼』1 - 2(ニコラス・エヴァンス、新潮社) 2004
  • 『光の谷間』(テリー・ケイ、バジリコ) 2004
  • 『遠い音』(フランシス・イタニ、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2005
  • 『ヒストリー・オブ・ラヴ』(ニコール・クラウス英語版、新潮社) 2006
  • 『海に帰る日』(ジョン・バンヴィル、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2007
  • 『家族の終わりに』(リチャード・イエーツ、ヴィレッジブックス) 2008
  • 『ディビザデロ通り』(マイケル・オンダーチェ、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2009
  • 『無限』(ジョン・バンヴィル、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2010
  • 海底二万里』(ジュール・ヴェルヌ新潮文庫) 2012
  • 『いにしえの光』(ジョン・バンヴィル、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2013
  • 『果報者ササル ある田舎医者の物語』(ジョン・バージャー,ジャン・モア、みすず書房) 2016
  • 眠れる森の美女 シャルル・ペロー童話集』(シャルル・ペロー、新潮文庫) 2016
  • 美女と野獣』(ボーモン夫人、新潮文庫) 2017
  • 家なき子』(エクトール・マロ、新潮文庫) 2019
  • 『友だち』(シーグリッド・ヌーネス、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2020
  • 『レニーとマーゴで100歳』(マリアンヌ・クローニン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2022
  • 『あなたの迷宮のなかへ カフカへの失われた愛の手紙』(マリ=フィリップ・ジョンシュレー、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2022
  • オペラ座の怪人』(ガストン・ルルー、新潮文庫) 2022
  • 『わたしがナチスに首をはねられるまで』(ミリアム・ルロワ、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2025

テリー・ホワイト

  • 『殺し屋マックスと向う見ず野郎』(テリー・ホワイト、文春文庫) 1988
  • 『悪い奴は友を選ぶ』(テリー・ホワイト、文春文庫) 1989
  • 『木曜日の子供』(テリー・ホワイト、文春文庫) 1991

ポール・セロー作品

  • 『モスキート・コースト』(ポール・セロー中野圭二共訳、文藝春秋) 1987
  • 『ハーフムーン・ストリート』(ポール・セロー、文藝春秋) 1988
  • 『O=ゾーン』(ポール・セロー、文藝春秋) 1991
  • 『写真の館』(ポール・セロー、文藝春秋) 1995

ロバート・ジェームズ・ウォラー作品

  • マディソン郡の橋』(ロバート・ジェームズ・ウォラー、文藝春秋) 1993、文春文庫 1997
  • 『スローワルツの川』(ロバート・ジェームズ・ウォラー、文藝春秋) 1994、文春文庫 1997
  • 『マディソン郡の風に吹かれて』(ウォラー、文藝春秋) 1995、改題『一本の道さえあれば…』(文春文庫)1997
  • 『ボーダー・ミュージック』(ウォラー、文藝春秋) 1997
  • 『マディソン郡の橋 終楽章』(ウォラー、ソニー・マガジンズ) 2002 のちヴィレッジブックス

トマス・H・クック作品

  • 『夜の記憶』(トマス・H・クック、文春文庫) 2000
  • 『心の砕ける音』(トマス・H・クック、文春文庫) 2001
  • 『神の街の殺人』(トマス・H・クック、文春文庫) 2002
  • 『闇に問いかける男』(トマス・H・クック、文春文庫) 2003
  • 『孤独な鳥がうたうとき』(トマス・H・クック、文藝春秋) 2004
  • 『蜘蛛の巣のなかへ』(トマス・H・クック、文春文庫) 2005
  • 『緋色の迷宮』(トマス・H・クック、文春文庫) 2006
  • 『石のささやき』(トマス・H・クック、文春文庫) 2007
  • 『ローラ・フェイとの最後の会話』(トマス・H・クック、早川書房) 2011、ハヤカワ・ミステリ文庫 2013
  • 『サンドリーヌ裁判』(トマス・H・クック、早川書房) 2015

イアン・マキューアン作品

  • 『初夜』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2009
  • 『ソーラー』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2011
  • 『甘美なる作戦』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2014
  • 『未成年』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2015
  • 『憂鬱な10か月』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2018
  • 『恋するアダム』(イアン・マキューアン、新潮社、新潮クレスト・ブックス) 2021

脚注

  1. ^ a b c 朝日新聞人物データベース
  2. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報より
  3. ^ marketing & creativity1994年3月号「マーケティング分析」106~109




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