本線鉄道の駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/22 00:15 UTC 版)
北西を見る 地図 1870年当時の当駅周辺 当駅はエッジウェア・ハイゲート・アンド・ロンドン鉄道(英語:Edgware, Highgate and London Railway、EH&LR)によって建設され、EH&LRを1867年7月に買収したグレート・ノーザン鉄道により1867年8月22日、フィンズベリー・パーク(英語版)からハイゲート(英語版)経由でエッジウェア(英語版)に至る路線上の途中駅として開業した。グレート・ノーザン鉄道は当時キングス・クロス駅からフィンズベリー・パーク経由でポッターズ・バー(英語版)に至る路線を運営していた。途中のフィンチリー・セントラルからハイ・バーネットまでの支線が1872年4月1日に開業している。 駅周辺の急峻な地形から、当駅はアーチウェイ・ロードに隣接するハイゲート・ヒル(英語版)を開削して建設された。駅の両側の丘陵を貫いて、北はイースト・フィンチリー、南はクラウチ・エンド(英語版)に至るトンネルが建設された。駅は相対式ホーム2面2線とされ、駅舎はホーム南側に建設された。2つのホームを結ぶ跨線橋が設けられている。 当駅からアレクサンドラ・パレス(英語版)への支線がミューゼル・ヒル鉄道(英語:Muswell Hill Railway、MHR)が建設され、1872年5月22日に開業した。この支線は、当駅の北でハイゲート・ウッドを迂回する大きなカーブで既存線から分岐した。当駅の隣にはミューゼル・ヒル駅(英語版)が設けられたが、1902年には当駅とミューゼル・ヒルの間にクランレイ・ガーデンズ駅(英語版)が新設されている。 当駅は1880年代に改修され、相対式ホーム2面2線から島式ホーム1面2線となった。新設のホームと駅舎の間は地下道で結ばれた。 1911年、ミューゼル・ヒル鉄道はグレート・ノーザン鉄道に買収された。1921年鉄道法によりイギリスの鉄道会社は「ビッグ・フォー」と呼ばれる4社に再編され、当駅は1923年からロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(英語:London and North Eastern Railway、LNER)の駅となった。
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