本作を巡る議論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/16 09:24 UTC 版)
本作は日本テレネットの経営上の失敗の梃入れとしてイーアンツが製作し、日本テレネットが版権元として当時同社が運営したBB5.jpで販売された。本来、健全かつ硬派なヒロイックファンタジーであった『夢幻戦士ヴァリス』シリーズを、発売メーカーが自ら、アクション性を廃したアダルトアドベンチャーゲームへとコンセプトを変更して発表したことは、極めて異例の事態であった。このあまりの方針転換は、旧来のファンばかりか、初期から作品を手がけてきたスタッフ陣(特にキャラクターデザインのスタッフ)までをも激怒させ、その彼らの怒りは不買運動を大々的に呼びかける事態にまで発展した[要出典]。 旧シリーズ第1作で日本テレネット社員として原案とキャラクターデザインを担当したPiXELは、職務著作のため自分に『ヴァリス』の権利が存在しないことは承知の上で、自身のサイトに設置している電子掲示板で日本テレネットの姿勢に対し強い不快感を示した。また、漫画版の作者ZOLも苦言を呈するコメントを残した[要出典]。 日本テレネットは本作発売の翌年、2007年10月に約10億円の負債による事業停止を発表し、事実上倒産した。その後、過去作品の『アークス』『魔法の少女シルキーリップ』は、権利を譲渡されたメーカーによりアダルトゲーム化された。
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