木造釈迦如来及び両脇侍像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 06:27 UTC 版)
「法隆寺の仏像」の記事における「木造釈迦如来及び両脇侍像」の解説
国宝。平安時代。像高は中尊230.0センチ、左脇侍154.2センチ、右脇侍150.2センチ。中尊、両脇侍(文殊菩薩、普賢菩薩)とも坐像に作る。サクラ材の一木像で、脇侍像の両腕と各像の台座は後補。本像を安置する上御堂(かみのみどう)は、延長年間(923年 - 931年)法隆寺別当観理が京都普明寺の堂を移して創始したものだが、現存する堂は鎌倉時代末期のものである。本三尊像は、醍醐寺の上醍醐薬師堂の薬師三尊像(延喜13年・913年)と様式的に共通点があり、上御堂が創始された10世紀前半頃の制作とみられる。
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