朝鮮通信使との交歓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 16:40 UTC 版)
寛延元年(1748年)、春卜は朝鮮通信使の画員の李聖麟(号は蘇斎)と邂逅している。李聖麟は将軍との謁見を果たしその帰路に大坂に立ち寄っていたところだった。はじめて春卜にあった李聖麟であったが、手を握り膝をなでながらその出会いをおおいに喜んだ。その場には多くの好事家が集っており筆を執りあっての画会となっていた。春卜は野馬・山水・梅・芦雁図などを、李聖麟は梅月・福禄寿図などを即興で描き、互いの画を交換して長く保持しあうことを誓い合った。このときを記念して、漢詩・和歌・俳諧などを集めた『桑韓画会家彪集』が翌年に刊行されている。 又いつか 何かたのまん こまの人に 逢もよはいも まれのちぎりを 法眼春卜一翁
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