朝鮮労働党の情報機関
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「朝鮮民主主義人民共和国の諜報・情報機関」の記事における「朝鮮労働党の情報機関」の解説
2009年まで、朝鮮労働党の情報機関は、作戦部、対外情報調査部、統一戦線部、対外連絡部で構成されていた。平壌牡丹峰区域戦勝洞朝鮮労働党3号庁舎に作戦部、統一戦線部、対外連絡部の管理部門3つが集まっているため、通称3号庁舎と呼ばれていた。これは、アメリカ合衆国の諜報機関CIAが同組織の所在地名であるラングレーと通称で呼ばれるのと同様である。なお、対外情報調査部は、平壌の蒼光通りに面した本庁舎にあった。 3号庁舎は、「朝鮮半島の平和統一というものはありえず、武力による赤化統一によって実現する」とする金日成・金正日の指導に基づいて組織された機関である。3号庁舎は、単なるスパイ組織の域を越えて、北朝鮮の政策決定に重要な役割を担う権力機構として機能している。 2009年に作戦部と対外情報調査部は朝鮮人民軍総参謀部偵察局と統合され、朝鮮人民軍偵察総局として拡大再編されている。また対外連絡部は第225部(室)として、統一戦線部の傘下機関に再編されている。 朝鮮労働党統一戦線部 朝鮮労働党作戦部(現・朝鮮人民軍偵察総局) 朝鮮労働党対外情報調査部(現・朝鮮人民軍偵察総局) 朝鮮労働党対外連絡部(現・統一戦線部第225部(室))
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