有馬記念優勝と史上初の年度代表馬同時受賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:55 UTC 版)
「リユウフオーレル」の記事における「有馬記念優勝と史上初の年度代表馬同時受賞」の解説
リュウフォーレルにとって国内で残す大競走は12月22日の有馬記念だけとなった。この年の有馬記念には、春の天皇賞馬コレヒサの姿がなく、ヒカルポーラも出なかったので、リュウフォーレルは古馬の筆頭だった。ついでヒロキミだが、ヒロキミは昨秋の菊花賞以来、勝ち星がなかった。 一方、4歳馬勢は大挙して出走し、全出走馬10頭中6頭が4歳馬だった。中でもメイズイは皐月賞・日本ダービーの二冠馬で、有馬記念でも本命に推された。リュウフォーレルは2番人気だった。レースはトウコンとの先行争いを制したメイズイが快調に逃げ、リュウフォーレルは中団あたりを進んでいた。直線に入ってもメイズイの逃げは快調だったが、直線に入ってリュウフォーレルが迫り、中山名物の坂を利して一気にかわし、そのまま1着で優勝した。8回目の開催にして初めての関西馬による有馬記念制覇だった。 この年の年度代表馬の選出にあたっては選考が難航を極め、結果はメイズイとの「同時受賞」となった。年度代表馬の同時受賞は1954年の同賞創設以来、この年度のみである。
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