有馬頼底とは? わかりやすく解説

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有馬頼底

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/31 13:53 UTC 版)

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有馬 頼底(ありま らいてい、1933年2月10日[1]- )は、日本の禅僧。臨済宗相国寺派管長。初名は有馬永頼。道号及び現在の戸籍名は頼底。法諱は承黙。大龍窟とも号する。久留米藩有馬家赤松氏流)の子孫。東京市中野区出身。幼稚園時代は明仁上皇の学友であった[2]

来歴

人物

  • 宗教者「九条の会」の呼びかけ人である[5]
  • MKタクシー青木定雄の葬儀に参加している[6]
  • 朝鮮民主主義人民共和国とも親しく往来している。在日本朝鮮人総聯合会の式典にも出席し、『故金正日総書記の指導のもとに発展を続ける朝鮮』を讃えた[7]。2016年11月に仏教界代表団として4度目の訪朝をしている。2017年12月24日に大阪府で開催された金正恩著作研究会(北朝鮮チュチェ思想研究会)結成集会に参加した。『金日成・金正日主義をかかげチュチェ革命偉業を導く金正恩委員長の思想と業績』に学ぼうとする日本各地からチュチェ思想研究者や朝・日友好人士など各界各層の100余人が参加した結成集会で京都の臨済宗相国寺派管長である有馬の著作研究会結成集会の成功を祈念するメッセージが発表されている[8]

税務問題

大阪国税局の税務調査により、2009年からの3年間で約2億円の所得の申告漏れを指摘され、修正申告した[9]。所得内容は揮毫料で、使途は文化財購入で個人的消費はしておらず、お金もないと主張している。しかし、相国寺・金閣寺・銀閣寺の三つの宗教法人から受ける給与だけで年間所得は3000万円超だと報道された[10]

著書

  • 『禅と茶 禅語の意味とその味わい』学習研究社 1982年 茶の心シリーズ
  • 『茶人よ自由になれ 禅の心茶の美』主婦の友社、1985年
  • 『よくわかる茶席の禅語』1-2 主婦の友社 1990年-1993年
  • 『茶席の禅語早わかり』主婦の友社 1994年
  • 『禅茶巡礼』春秋社 1996年
  • 『禅僧の生涯 その生き方に学ぶ』春秋社 1997年
  • 『禅と茶の湯』春秋社、1999年
  • 『禅僧が往く 私の履歴書日本経済新聞社、2004年
  • 『自在力 見えない道を歩く』講談社、2008年 「禅、人生が楽になる考え方」中経の文庫、2014年
  • 『無の道を生きる 禅の辻説法』集英社新書、2008年
  • 『必携茶席の禅語ハンドブック 日本の文化がよくわかる』里文出版 2008年
  • 『力を抜いて生きる』講談社 2009年
  • 『禅、「持たない」生き方』三笠書房・知的生きかた文庫、2010年
  • 『やさしくわかる茶席の禅語 茶の湯便利手帳 2』世界文化社 2010年
  • 『禅-壁を破る智慧』朝日新書 2011年
  • 『明日への遺言』京都仏教会監修 丸善プラネット 2011年
  • 『よろこびの禅 人生を変える禅のことば』角川ワンテーマ21、2012年
  • 『茶の湯とは何ぞや 禅僧、茶の心を問う』世界文化社 2012年
  • 『禅、捨てる生き方 心の荷物を手放せば、もっと穏やかに生きられる』こう書房 2013年
  • 『「雑巾がけ」から始まる禅が教えるほんものの生活力』集英社 2013年
  • 『「臨済録」を読む』講談社現代新書、2015年

共著

脚注

  1. ^ 『現代日本人名録』
  2. ^ 産経新聞2011年2月17日
  3. ^ 「古都税反対運動の軌跡と展望-政治と宗教の間で」”. 京都仏教会公式サイト. 2016年11月16日閲覧。
  4. ^ 日本経済新聞出版社 有馬頼底より確認。
  5. ^ 宗教者九条の和
  6. ^ 「タクシー業界の風雲児」エムケイ創業者、青木定雄氏と最後のお別れ 遺影を前に社員が社訓を大声で斉唱産経新聞
  7. ^ 「朝・日の歌手らが共演 」朝鮮新報2017年2月1日
  8. ^ 金正恩著作研究会結成集会、大阪で朝鮮新報、2018年1月5日
  9. ^ 2011年2月17日の朝日新聞朝刊39面
  10. ^ 「禅僧」有馬頼底の極意は税逃れFacta online 2011年4月号

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