月の資質について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 03:39 UTC 版)
「コーセルテルの竜術士」の記事における「月の資質について」の解説
天の二竜・地の五竜の計七属性を使用することができる特殊な資質。これは他の先天性素質ではなく、後天的に身につけることができる。全ての資質を持つのはあらゆる種の術を操る力を使用するためであり、これを持っていることで沢山の子竜を育てられるようにもなるらしい。都の時代には月の属性を持つ人物を「竜王の竜術士」と呼び、その人物に育てられた「竜王」が存在していた。主人公マシェルは三千年ぶりに現れた「竜王の竜術士」でもあり、通常七人しかいない竜術士から例外として誕生した「八人目」である。 月の資質を得るには二通りの方法があり、幼少期にコーセルテル及びイルベスにいる月の精霊のどちらかと出会う必要がある。都の時代ではコーセルテルの「眠る精霊」と出会うことで比較的容易に月の術士を育てることができたのだが、都が滅び竜王を必要としなくなってからは次第にそれらの記憶も薄れ、資質を持つ人物も見つけようとしなくなった。しかし、この方法でナータ以下マシェル家の子竜達が資質を持つに至った。そして、どちらかから月の資質を受け取ったかによっても力の質が変わってくる。コーセルテルから力を受け取った子竜達はシィに力の質についての話などを聞き、同じ気配に紛れて、コーセルテルから姿を隠す術を使えるようになった。これにより、コーセルテルの夢に取り込まれないことが可能となっている。 逆に「旅の精霊イルベック」は地理的に離れた場所にいることに加え、竜術士と歴史的に仲違いする精霊術士の国がそこにあるので、資質を持ったとしても竜術士として迎えられることはないに等しい(イルベス出身で資質を持つマシェルとカディオがやってきたのは偶然である)。
※この「月の資質について」の解説は、「コーセルテルの竜術士」の解説の一部です。
「月の資質について」を含む「コーセルテルの竜術士」の記事については、「コーセルテルの竜術士」の概要を参照ください。
- 月の資質についてのページへのリンク