最上殿始末
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 13:54 UTC 版)
1972年に『漫画サンデー』(実業之日本社)10月18日増刊号に掲載された。 2005年10月4日の『世にも奇妙な物語 秋の特別編』の1編として本作を原作とした「影武者」が放映されている。しょんべは与吉、家親は頼親の名前となり、原田泰造が演じた。 あらすじ 天下を狙う領主最上家親は、自分と容姿が似ている農民の「しょんべ」を拉致し、武士としての教育を施し影武者に仕立て上げる。影武者となったしょんべが馬に乗り、自分の家を見に行ってみると、そこは焼け跡だった。近くの農民はしょんべが城に行ってからすぐに家親の手の者によって妻と子供は殺されたという。しょんべは、家族を殺し、生活を台無しにした家親を殺害し、入れ替わることに成功する。 家親の正室の笹姫だけは夫が別人に入れ替わったことに気が付いた。しかし、笹姫がそう言っても誰も信用しないと考えたしょんべは笹姫を犯し続けた。しばらくして笹姫は服毒自殺をした。 数か月後、笹姫が城を抜け出し性病を患っていた身分の低い男と寝ていたことを知ったしょんべだったが、既に自身にも性病が発症した後のことであった。
※この「最上殿始末」の解説は、「時計仕掛けのりんご」の解説の一部です。
「最上殿始末」を含む「時計仕掛けのりんご」の記事については、「時計仕掛けのりんご」の概要を参照ください。
- 最上殿始末のページへのリンク