暴走と結末
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 02:25 UTC 版)
マーヴィンはまず、キルドーザーで隣接するコンクリート工場を破壊し、通報でかけつけたパトカーや停めてあった車を踏み潰しながらコンクリート工場を全壊させた後、更に町の中心街区に向かって進んだ。対処が不可能だと判断した地元・グランビー警察は、SWATの派遣を郡警察に要請した。その間にも、警官達の中にいた警察署の署長がキルドーザーに飛び乗ったが、既に溶接されていたため出入り口が見つからず、仕方なく脱出した。 中心街区に到着したキルドーザーは、町役場を全壊させ、次にスカイハイニュース社の社屋を破壊し、続いて町長の自宅を粉砕した後、一旦郊外へと出た。その時、流れ弾が当たりラジエーターが故障し焦ったマーヴィンは、キルドーザーを工具店に突入させた。工具店の建物が崩壊して身動きがとれなくなり、キルドーザーは停止した。 マーヴィンは、SWATの隊員が周囲を取り囲もうと接近したところで、所持していた拳銃を使い、キルドーザー内部で自殺を遂げた。こうして、キルドーザーの破壊活動は同日中に終息を迎えた。 破壊活動を行っていた間、キルドーザーは警察から無数の拳銃や手榴弾による攻撃を加えられたが、いずれの攻撃にも全く無傷だった。 マーヴィンの遺体搬出にはクレーン・酸素・アセチレン切断バーナーを用いたが、乗車口に到達するまでに12時間かかった。
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