時価主義会計
本来、日本の企業は保有不動産や保有株式を評価する際、取得価格で評価していました。つまり、時価で10億円の価値を有する不動産を保有していたとしても、取得時の価格が1億円であれば、バランスシート上の評価額はあくまでも1億円となるわけです。そして、時価との差額に当たる9億円については、含み益というかたちをとっていました。日本の企業はこれまで、この含み益を利用して安定した経営を続けてきましたが、経済のグローバル化という流れのなかで、保有資産について時価で評価するという概念が広まり、国際会計基準が導入されてからは、原則として保有資産の評価については、時価をベースに算出されるようになっています。
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