春シーズン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 04:59 UTC 版)
3歳になったダイアトムは4月25日のノアイユ賞に出て、2着馬に2馬身半差をつけて勝った。 続くリュパン賞には、プール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)の優勝馬カンブルモン(Cambremont)が出てきたが、既にイギリスダービーの本命と目されていたシーバードが中心とみられていた。ダイアトムはゴール前で先頭に立ったが、あっという間にシーバードにかわされてしまった。シーバードは鞭も使わずにそのままゴールした。ダイアトムはカンブルモンを半馬身抑えきって2着になったが、シーバードとの差は6馬身あった。 ダイアトムは続けてジョッキークラブ賞(フランスダービー)に出た。シーバードはイギリスのダービーへ向かったのでここには出て来なかったが、かわって現れたのがルリアンス(Reliance)だった。ルリアンスはジョッキークラブ賞の前哨戦のひとつ、オカール賞を勝ってきた2戦2勝の馬だった。このジョッキークラブ賞では、ルリアンスは先行して、直線の半ばで先頭に立った。ダイアトムはこれを追ったが、3/4馬身差で及ばず2着だった。着差はそれほど大きくなかったが、実際にはルリアンスの方は鞭を一度も使っていなかったので、ルリアンスの楽勝だと思われた。 次のレースは、6月末に行われる、英仏の3歳馬が集まるパリ大賞典になった。3000メートルのこのレースでも、最後はルリアンスとの争いになった。ダイアトムはルリアンスに並びかけたが、ジョッキークラブ賞の時とは違い、ルリアンスには鞭が入った。するとルリアンスはダイアトムをあっさり離し、1馬身差をつけてゴールした。
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