映画スタジオへの影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:36 UTC 版)
「ボックスオフィス・ボム」の記事における「映画スタジオへの影響」の解説
極端なケースでは、1本の映画の興行不振で映画スタジオが財政赤字や倒産に追い込まれることもある。例としてはユナイテッド・アーティスツ(『天国の門』)、カロルコ・ピクチャーズ(『カットスロート・アイランド』)が挙げられる。また、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』の興行不振はニュー・ライン・シネマがワーナー・ブラザースに吸収される原因になったと言われている。 スクエア・ピクチャーズが製作した『ファイナルファンタジー』は賛否両論の評価を受け、1億4500万ドルの製作費を回収することができなかった。同作の失敗を受けたスクエア・ピクチャーズは映画製作から撤退し、その後スクエア・エニックスの連結子会社(スクウェア・エニックス イメージ・スタジオ部(英語版))になった。イメージムーバーズ・デジタルが製作した『少年マイロの火星冒険記3D』は1億4000万ドル以上の損失を出し、名目ドルベースで最も大きな損失を出したボックスオフィス・ボム作品として知られている。同作の製作時点でイメージムーバーズ・デジタルは閉鎖することが決まっていたが、同作の失敗が明らかになった後は同社の他の映画企画が全て中止された。
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