カロルコ・ピクチャーズとは? わかりやすく解説

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カロルコ・ピクチャーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/07 23:35 UTC 版)

Carolco Pictures, Inc.
元の種類
映画
業種 エンターテインメント
その後 倒産
後継 C2ピクチャーズ英語版
スタジオカナル
設立 1976年3月30日
創業者 マリオ・カサール 
解散 1995年12月22日
本社
主要人物
マリオ・カサール
アンドリュー・G・ヴァイナ
製品 映画作品
売上高 不明
利益
不明

カロルコ・ピクチャーズCarolco Pictures, Inc.)は、かつて存在したアメリカ合衆国の独立系の映画製作会社である。『ターミネーター2』、『ランボー』シリーズ初期3作品(『ランボー』、『ランボー/怒りの脱出』、『ランボー3/怒りのアフガン』)などの大作映画により10年以上にわたって成功を収めてきたが、『カットスロート・アイランド』、『ショーガール』の失敗により倒産した。

歴史

初期

カロルコは映画投資家だったマリオ・カサールアンドリュー・G・ヴァイナによりアナバシス・インベストメンツとして設立させた。レバノン生まれで中東の映画市場に強いカサールと、香港などにいたことがあり極東の映画市場に強いヴァイナは、アメリカ本国とは異なる外国市場の映画の好みを熟知していた。

1982年の『ランボー』および1985年のその続編『ランボー/怒りの脱出』は興行的に成功をおさめた。

1986年、当時財政難であったインターナショナル・ビデオ・エンターテインメント英語版を買収し、ホームビデオに参入した[1]

1990年 - 1994年

1990年、カロルコは『ターミネーター』シリーズの権利を獲得し、監督のジェームズ・キャメロンと主演のアーノルド・シュワルツェネッガーを続投させ、翌年に『ターミネーター2』が公開された。『ターミネーター2』は1991年公開作品で最高の興行収入となり、カロルコ史上でも最大のヒット作となった。

さらにカロルコは数年にわたって『スパイダーマン』の映画化に熱心に取り組み、ジェームズ・キャメロンに作らせようとしていた。最終的に企画は頓挫し、後にコロンビア ピクチャーズサム・ライミ監督で実現させた。キャメロンは『トゥルーライズ』の撮影が終わったころには『スパイダーマン』の脚本をカロルコに渡していた[2]

倒産

カロルコの作品の製作費は増加し続けたものの、興行収入は次第に減少していった。1995年、新たな配給パートナーとなったメトロ・ゴールドウィン・メイヤーにより公開された『カットスロート・アイランド』と『ショーガール』の失敗によりカロルコは第11章破産保護を申請し、その後すぐに閉鎖した。カロルコが所持していた資産の多くは20世紀フォックスにより5000万ドルで買い取られた[3]

カサールとヴァイナは2002年にC2ピクチャーズ英語版を設置した。

フィルモグラフィ

1970年代

1980年代

1990年代

参考文献

外部リンク


カロルコ・ピクチャーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:43 UTC 版)

スパイダーマンの映画作品」の記事における「カロルコ・ピクチャーズ」の解説

21世紀フィルムメナヘム・ゴーラン『スパイダーマン』映画化のために活動続け、元の脚本入札者に送っていた。1990年にはカナダ視覚効果会社のライト・アンド・モーション・コーポレーションに連絡取りストップモーション知られるスティーブン・アーチャーにオファーした。 『トゥルーライズ』の撮影終わりかけていた頃、『バラエティ』はカロルコ・ピクチャーズがジェームズ・キャメロンから完成済み脚本受け取ったことを報じた。この脚本には、ジェームズ・キャメロン、ジョン・ブランカトー、テッド・ニューサム、バリー・コーエン、「ジョセフ・ゴールドマリ」の名が記されていた。脚本テキスト前年ゴーランコロンビア提出したものと同一であり、新しく1993年付と加えられていた。キャメロン交流のあるアーノルド・シュワルツェネッガードクター・オクトパス役にしようと考えていた。

※この「カロルコ・ピクチャーズ」の解説は、「スパイダーマンの映画作品」の解説の一部です。
「カロルコ・ピクチャーズ」を含む「スパイダーマンの映画作品」の記事については、「スパイダーマンの映画作品」の概要を参照ください。

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