明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法の意味・解説 

明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/23 00:53 UTC 版)

明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法

日本の法令
通称・略称 明日香法
法令番号 昭和55年法律第60号
提出区分 閣法
種類 行政手続法
効力 現行法
成立 1980年5月9日
公布 1980年5月26日
施行 1980年5月26日
所管建設省→)
国土交通省
[都市局→都市・地域整備局都市局
主な内容 奈良県高市郡明日香村の歴史的風土の保存等
関連法令 都市計画法建築基準法古都保存法
条文リンク 明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法 - e-Gov法令検索
テンプレートを表示

明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法(あすかむらにおけるれきしてきふうどのほぞんおよびせいかつかんきょうのせいびとうにかんするとくべつそちほう、昭和55年5月26日法律第60号)は、奈良県高市郡明日香村の史跡保存に関する日本法律である。略して明日香法とも呼ばれる[1]

主務官庁は国土交通省都市局公園緑地・景観課で、総務省自治行政局地域政策課、文化庁文化財第二課、奈良県地域デザイン推進局まちづくり連携推進課および文化・教育・くらし創造部文化資源活用課と連携して執行にあたる。

概要

大阪の鍼灸師御井敬三が、明日香村の遺跡の保存を訴えたのが始まりである。これが、御井の上得意客だった松下電器産業(現・パナソニックホールディングス)創業者松下幸之助を通じて第63代内閣総理大臣佐藤栄作の許に届き、法制化へと進んだ。これとは別に第66代内閣総理大臣三木武夫の夫人三木睦子らによる保存運動もあった。

なお、この法律は日本国憲法第95条および地方自治法第261条による住民投票を経ずに成立した。

明日香法の要点は二つあり、一つは、村内全域を歴史的風土保存の対象とすることである。駅前の一部以外を除いてほとんどが風致地区であり、建築には厳しい制限がかけられている。もう一つは、住民の生活安定である。

  • 村全域の歴史的風土保存地区対象化
  • 明日香村の整備計画と整備基金
    • 整備計画は、明日香村の歴史的風土の維持・保存と同時に、生活環境を整え村を発展させていくため、道路・下水道・公園・教育施設・農業環境などの整備をはかる。

脚注

出典

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法」の関連用語

明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS