早見慶子とは? わかりやすく解説

早見慶子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/25 23:49 UTC 版)

早見 慶子(はやみ けいこ、1958年 - )は、日本作家薬剤師[1]。元戦旗・共産主義者同盟メンバー[2]。本名は八名見江子[1]愛知県出身、東京理科大学薬学部卒業[2]

著書やイベントなどで左翼運動経験を語っている[3][4]別冊宝島『左翼はどこへ行ったのか!』は早見の人物紹介をしている。法政大学文化連盟の賛同人[5]。脱原発運動にも取り組んでいる[6][7]

竹内洋は『I LOVE 過激派』について、「『なんクリ』のどこまでも透明な女子大生とは対極の熱い生の記録である」が「同質の寂しさと哀しさを感じてしまう」と述べている[9]鈴木邦男は『カルト漂流記 オウム篇』について、「元「過激派」の著者が体験したオウム真理教。全く新しいオウム論だ。」と述べている[10]

略歴

著書

単著
  • (八名見江子名義)『薬のリスク――クスリに頼りすぎる日本人』(ミオシン出版、2000年5月)ISBN 978-4887018570
  • (八名見江子名義)『ママは子育て一年生――子どもの病気と薬と手当て』(本の泉社、2005年5月)ISBN 978-4880238913
  • 『I LOVE 過激派』(彩流社、2007年9月)ISBN 978-4-7791-1289-8
  • 『カルト漂流記 オウム篇』(彩流社、2009年5月)ISBN 978-4779114434
責任編集

脚注

  1. ^ a b ベンジャミン・フルフォード講演会「世界経済権力を撃て!」”. 早見慶子公式ホームページ. 2016年9月4日閲覧。
  2. ^ a b c 『I LOVE 過激派』著者紹介
  3. ^ 「1970年代以降のオルタナティブ運動」”. ロフト (2009年7月14日). 2016年9月4日閲覧。
  4. ^ 鈴木邦男 (2008年2月25日). “変革運動と「言論の自由」〈法政の「言論弾圧事件」を考える〉”. 鈴木邦男をぶっとばせ!. 2016年9月7日閲覧。
  5. ^ 賛同人一覧”. 法政大学文化連盟. 2016年9月4日閲覧。
  6. ^ 鈴木邦男 (2011年8月3日). “「右から考える反原発デモ」に参加した”. マガジン9. 2016年9月4日閲覧。
  7. ^ 【京都】居並んだのは右翼・左翼・ファシスト。イデオロギーは全く違えど、「脱原発」への思いは同じ。対談「右も左もごっちゃ混ぜ!脱原発を語る」”. Independent Web Journal (2013年4月6日). 2016年9月4日閲覧。
  8. ^ 鈴木邦男 (2009年2月23日). “今年も、怒濤の『蟹工船』ブームだ!”. 鈴木邦男をぶっとばせ!. 2016年9月7日閲覧。
  9. ^ 竹内洋『学問の下流化』中央公論新社、2008年、92-93頁。鈴木邦男はこの書評について、「大いに誉めてました。」と述べている[8]
  10. ^ 鈴木邦男 (2009年5月25日). “全集を読もう! 全集だけを読めばいいんだ!”. 鈴木邦男をぶっとばせ!. 2016年9月7日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i プロフィール”. 早見慶子公式ホームページ. 2016年8月28日閲覧。
  12. ^ a b 別冊宝島編集部編『左翼はどこへ行ったのか!』139頁
  13. ^ 別冊宝島編集部編『左翼はどこへ行ったのか!』140-143頁
  14. ^ 別冊宝島編集部編『左翼はどこへ行ったのか!』146頁

参考文献

  • いいだもも、蔵田計成編著『検証内ゲバ Part2――21世紀社会運動の「解体的再生」の提言』社会批評社、2003年
  • 早見慶子『I LOVE 過激派』彩流社、2007年
  • 別冊宝島編集部編『左翼はどこへ行ったのか!』宝島社〈宝島SUGOI文庫〉、2009年

関連項目

外部リンク





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