旧鉄労系との統合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 04:28 UTC 版)
「日本鉄道産業労働組合総連合」の記事における「旧鉄労系との統合」の解説
分割民営化反対運動の中で、賛成に転じた諸組合は87年2月2日に全日本鉄道労働組合総連合会(鉄道労連、民営化後はJR総連)を結成していた。だが、その実態は長年対立を繰り返してきた組合の寄り合い所帯で、常に対立の火種を抱えていた。特に旧動労系と長らくの労使協調路線の旧鉄労系との2大勢力の対立が特にひどく、何度も分裂の危機を呈していた。組合の主導権自体は数で勝る旧動労系が握っており、旧鉄労系はたびたび旧動労系を批判していた。 1992年、ついにJR総連参加の鉄労系が主導権を握る組合や支部がJR総連を脱退し、鉄産総連と合同してJRの多数派を制しようとする。そして5月18日、鉄産総連と旧鉄労系は組織統合をし、日本鉄道労働組合連合会(JR連合)が発足する。これにより、JRグループ全体と、JR東海、西日本、四国、九州の各社でJR連合は多数派を確保した。
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