日本蝶類学会による2011年8月の調査
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「ブータンシボリアゲハ」の記事における「日本蝶類学会による2011年8月の調査」の解説
2009年8月にブータンの森林保護に携わるカルマ・ワンディーが撮影したブータンシボリアゲハと思われる画像が、今回の調査のきっかけとなった。2011年8月中旬に、日本蝶類学会の調査隊(隊長の原田基弘、東京大学総合研究博物館の矢後勝也、初代会長である五十嵐邁の妻ら)がブータン北東端のブラマプトラ川支流であるトラシャンツェ渓谷のごく狭い地域の森林で飛んでいるのを78年ぶりに確認した。共同調査したブータン政府の許可を得て、5体を採集し現地に標本を残した。アジアを中心に蝶を追い求め、700種以上に及ぶ生態を解明した五十嵐邁の遺志を受け継ぎ発見に至った。調査にはNHKの取材班も同行し、世界で初めてテレビカメラで空を舞う姿を捉えた。
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