日本学術会議 任命拒否問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 08:50 UTC 版)
「増田善信」の記事における「日本学術会議 任命拒否問題」の解説
2020年(令和2年)9月、内閣総理大臣の菅義偉が日本学術会議が推薦した会員候補のうち6名を任命しなかった前代未聞の出来事に際し、戦時下で科学者が国に従い、戦争に協力した過去に後悔を抱き続けていた増田は強い危機感を抱き、SNSで政府の対応を批判した。国と学術界は正しい距離を保つべきであるとして、6人の任命と政府による学術会議改革の要請を撤回し、学術学会の自主的な検討を妨げないよう要求する署名活動を、2021年(令和3年)3月1日からオンライン署名「Change.org」で展開、1カ月余りの間に集まった約6万2000人分の署名を、4月21日からの学術学会の総会に先立つ4月19日に内閣府に提出した。 増田はその後もSNSでの発信を続け、2021年(令和3年)6月には「そもそも学術会議は、前の戦争の時、科学者・技術者が軍に協力したことを反省し、二度と科学を戦争には使わせないことを誓ってつくられたものだ。今回の政府による会員の任命拒否は、日本学術会議の根幹にかかわることで、絶対に認めることはできない」と記したフェイスブックの投稿が1,000回以上シェアされ、多くの賛同を集めている。
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