日本国以外のお年玉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 02:47 UTC 版)
正月(旧正月)に子供に金銭などを与える風習はアジア諸国でも見られる。中国では貨幣に呪術的な力があると信じられていた。漢代以降には一種のお守りとして、子供に「圧勝銭(厭勝銭)」と呼ばれる貨幣を持たせる風習があった。また、清代に著された『燕京歳時記』には、北京に見られる風俗としてお年玉に関する記述がある。現代のお年玉は、この風習の延長線上にあるものと考えられている。 現代のお年玉は「圧歳銭」と呼ばれるが、これは中国語で「歳」と「祟」が同じ発音であり、年始に大人が子供に金銭などを与えることで子供を襲う祟りが抑えられ、その一年を平穏無事に過ごすことができるという民間信仰から来ている。また、中国や華僑の間では、大人が大人にお金を送る利是(励事、広東語:ライシー lai6si6)という風習がある。 韓国では歳拝金(韓国語 : 세뱃돈)と言うお年玉があるが年が上の者に拝む(土下座)(韓国語 : 세배)服従行為をする事を前提にお金が付与されるのである。
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